退職代行体験談
私は過去にパーソナルトレーナーとして働いていましたが、ある日突然会社からの退職を求められるトラブルに見舞われました。その出来事は、私にとって大きなショックとなり、今でも忘れられない出来事の一つとなっています。
当時私が勤めていた会社は、大手フィットネスクラブチェーンの1つでした。私はPTとして働いて、会員のダイエットや身体のトレーニングを担当していました。特に年配の方や女性の方に人気があり、数多くのお客様からの信頼を勝ち得ることができました。
ところがある日、会社の方から突然の退職勧告が出されました。理由は「クレームが多い」という理由でした。しかしこれには私自身も驚きました。私はお客様から厳しい指導についてのクレームを一切受けたことがなく、むしろお客様からの評価が高いことを自負していました。
そこで私は、退職勧告の理由について会社側に問い合わせたところ、実は私が取り扱っていた月額契約プランについて、会社側が利益を得られていないという問題があったことがわかりました。それにより、私がクライアントにプランを提供することができなくなっていたため、他のトレーナーに仕事を振らなければならなかったのだということでした。
しかし私自身は、そのような規定については一切知りませんでしたし、違反行為を行ったわけでもありませんでした。さらには、それまでにクライアントと十分な説明をして、全ての承諾を得ていたことも確認されています。
私は会社側に対して、これは不当な退職勧告であることを訴えました。しかし、会社側からは「クライアントとのトラブルが多かった」とだけ言われ、この問題を解決することはできないとのことでした。私は弁護士に相談することも検討しましたが、裁判を起こすには時間と費用がかかることもあり、最終的には別の会社に転職することを決めました。
この出来事から、私は法的知識や契約などの重要性について改めて認識しました。特にアスリートやビジネスマンなど、中高年の方々のトレーニングをしていた私のようなパーソナルトレーナーにとっては、クライアントとの信頼関係と細心の注意が必要であるということを学びました。
また、最終的に問題を解決することができなかったことから、労働者としての権利や保護についても再認識することができました。今後、同じような問題が起きないようにするためにも、法的知識や労働者の権利について深く学ぶことが必要であることを強く感じました。
