退職代行体験談
私は10年間、ある地方自治体の福祉事務所でソーシャルワーカーとして働いてきました。退職後もその地域での活動を続けられるよう、退職にあたり事前に必要な手続きを行っていたつもりでしたが、やはり思わぬトラブルに巻き込まれました。
私が退職の意志を伝えた際、上司からの対応は冷静ではなかったように思います。周りも忙しい時期であったため、あまり深く考えずに印鑑を押してもらい、最終的に引継ぎも済ませ、退職届を提出しました。
しかし、数か月後にある事情でその地域の支援活動に関わりたいと思い、事務所を訪れたところ、何故か私が退職した扱いになっていました。そのことに驚き、上司に問い合わせたところ、私が退職を口にしていたことを覚えていなかったとのことでした。そのため手続きも不完全で、私が復帰することが難しいと言われ、門前払いされることになりました。
私はその地域で長年暮らしてきたため、多くの方から仕事上も交流を持っていました。しかし、退職トラブルが原因で人間関係がギクシャクしてしまい、関係者から連絡が取りにくくなってしまいました。残念ながら、私が地域に貢献することが難しい状況となりました。
今回のようなトラブルを避けるためには、退職時に手続きや連絡事項をしっかり確認し、復帰の可能性も考えておくことが大切だと思います。また、上司や同僚とのコミュニケーションも重要であり、タイミングを見計らって相手に伝えることが必要です。私自身がもっと注意深く対応していれば、このようなトラブルを回避することができたかもしれません。
