退職代行体験談
私は、介護福祉士の資格を持ち、介護施設でケアワーカーとして勤務していた経験があります。そこで、私が体験した退職トラブルについて書いてみたいと思います。
私が勤務していたのは、特別養護老人ホームです。入所者様と接することは勿論ですが、その家族様とのコミュニケーションも必要である施設でした。私自身、入所者様や家族様との関係を大切にしており、愛されるケアワーカーを目指して仕事をしていました。
ところが、ある日突然、職場の人間関係に問題が起こりました。同僚の一人が、私に対して嫌がらせをするようになったのです。理由は不明でしたが、私が仕事中に何をしていても、必ずと言って良いほど私の目の前を歩いたり、わざと横切ったりするようになりました。何度も注意しましたが、改善されることはありませんでした。
私はこのような嫌がらせに耐えかね、退職を決意しました。しかし、職場の上司は私の退職を受理してくれませんでした。私は退職届を提出し、退職日を伝えていたにも関わらず、上司は「そんなに辞めたいのか？」と何度も問いかけ、私を引き留めようとしました。
そして、退職日を迎えた予定の日に、上司から突然呼び出されて退職届を受け取られました。しかし、その時には、上司が私を辞めさせるために退職届を勝手に書き換えてしまっていました。私が提出したものとは全く別の内容になっていたのです。
私は、このような不当な扱いにショックを受け、何も言えずにその場を去りました。しかし、退職後も上司から嫌がらせをされ続け、ストレスから身体を壊してしまいました。今でもこのことを思い出すと、胸が苦しくなることがあります。
このような経験をした時には、労働組合や労働相談所に相談することが大切だと思います。私は、相談をしなかったことが後悔です。自分自身で解決しようとせず、専門家の力を借りて対処することが、自分自身を守るためにも大切なことだと学びました。
