退職代行体験談
私が働いていた会社は、広告デザインを手掛けるデザイン会社でした。私自身もデザイナーとして、様々なクライアントからの依頼に応える毎日を送っていました。
しかし、ある日突然、上司から「今月末で退職して欲しい」と言われ、とても驚きました。理由は「人員の整理」という言葉だけで、何も説明がなかったため、私はとても不安を感じました。
そこで、友人に相談したところ、退職代行というサービスを教えてもらいました。初めて聞く言葉だったため、どんなサービスなのか調べたところ、「デザイナーが会社を辞める際に、トラブルや不当な処理されることを防いでくれる」という内容でした。私は、自分が今後どうなってしまうかわからなかったため、退職代行を使うことにしました。
まず、退職代行に申し込むと、アドバイザーが担当者となり、退職に伴う手続きや相談に応じてくれます。私は、まずこのアドバイザーに私の状況を話し、具体的な対策を相談しました。アドバイザーからは、次のようなアドバイスを受けました。
①まずは、退職の理由がはっきりしていないことを会社に問いただす
②退職前には必ず面談を行うこと
③退職前には退職通知書を提出すること
④退職時の労働条件には、しっかり目を通すこと
このようなアドバイスを受け、私は会社に対して、「退職の理由をはっきり教えて欲しい」と問いただし、面談を行うことを要求しました。共に働いていた同僚から、私だけではなく、他にも人員の整理の対象になる従業員がいることを知らされ、私は不当な扱いを受けている訳ではないことを知りました。
また、退職通知書や労働条件も、アドバイザーにアドバイスをもらいながら、しっかりと対策を行いました。退職通知書には、退職の理由や退職時期など、退職に関する必要事項を明記し、書面に残すことで、トラブル防止に繋がりました。さらに、会社側が提示した労働条件には、退職代行のアドバイスを参考に、改善点を提案し、合意に至ることができ、私が内心抱いていた不安感がなくなりました。
そして、最後に退職面談を行い、退職挨拶を交わすことができました。会社側も、私の退職理由や退職時期を尊重し、スムーズな対応をしてくれました。
結果的に、退職代行を利用することで、トラブルを回避することができました。ただ退職するだけではなく、周囲の人たちとスムーズにコミュニケーションを取り、円滑に退職することができました。そういったスムーズな退職は、今後の就職先によっては非常に重要なポイントになるため、退職代行に申し込んだことは、マイナスからプラスに転じる一助になったと実感しています。
以上、私が退職代行を利用した際の体験談でした。退職する際には、トラブルを回避するためにも、退職代行を利用することをおすすめします。
