退職代行体験談
私は某市の公立小学校で20年以上も教壇に立ち、多くの生徒と出会い、多くのことを学びました。しかし、私が教師をやめるときには、思い出すことができないほど、嫌な経験をしてしまいました。
私が退職を決めたのは、教育現場の状況が厳しさを増していたこと、そして自分自身が疲れきっていたことが理由でした。しかし、退職に際して、問題が発生したのです。
私は担当していたクラスの生徒たちには手紙を書き、退職の告知をしました。ところが、その手紙を生徒の保護者に持ち帰った生徒がいたため、保護者から電話でクレームを受けました。私はその保護者に謝罪の意を示し、事情を説明しましたが、それでも納得してもらえなかったのです。
それだけでも大変でしたが、実はそれだけでは済まされない問題がもう一つありました。私は退職の手続きをよく知らなかったのです。突然辞める教師は、学校側にとって都合が悪いと思われ、教師の退職が実際にできるようになるまで、時間がかかるということになっていたのです。
私は最初、正しい手続きを行うことを知らずに、直接市の教育委員会に辞表を提出してしまいました。ところが、教育委員会によると、手続きが正常に行われるまでには最低でも1か月以上かかるということでした。
退職の手続きについて手続きを行うための説明書が用意されていることを知り、慌てて手続きを行いましたが、それでもなかなか手続きが進みませんでした。学校側も私が辞めることに不満を持ち、手続きが遅々として進められなかったのです。
この時期、私は心身共に疲れ果てており、退職の手続きについての問い合わせや説明をするために、学校や教育委員会に出向くことがしんどかったです。しかし、手続きが完了するまでには、私の手続きの説明書きを介したやり取りが必要であり、あらかじめ決められた期限までに手続きを完了しなければならないという、しばしば約束の期限に追われることになりました。
最終的に、私は担当クラスの生徒たちへの手紙の問題は、保護者と話し合いを行い、なんとか解決することができました。また、教育委員会に出向き、退職の手続きについて話し合い、所定の期限内での退職を果たすことができたのです。
しかし、この経験を通して、私は教師が退職する場合には、公務員としての特殊性をよく理解する必要があると思いました。退職の手続きが正確に守られていない場合には、あらゆるトラブルが発生してしまうこともあります。何よりも、教育現場は、生徒たちにとって、非常に大切なものであるため、人間関係にも注意しなければならないと実感しました。
以上、私が退職トラブルを体験した話です。今後、同じようなトラブルが発生しないように注意していくことが必要だと思います。
