退職代行体験談
私が以前勤めていた会社では、顧客サービス代表として、電話やメールでのお客様対応を担当していました。当時の私はまだ新人で、これが初めての正式な仕事だったので、最初はなかなか覚えることが多く、大変でした。しかし、徐々に業務に慣れてくると、お客様からの問い合わせにもスムーズに対応できるようになり、仕事にも自信を持てるようになっていました。
そんなある日、私が対応したお客様から「購入した商品が不良品だったので、交換してほしい」という要望がありました。私はすぐにお客様の情報を確認して、商品についての詳細な情報を聞き出し、不良品の場合は商品交換を行っていますと返答しました。お客様はそれに満足して、交換手続きを進めることになりました。
ところが、交換した商品がまたもや不良品であったということが発覚し、お客様は再度問い合わせをしてきました。私はお客様に誠実な対応を心がけ、不良品の場合は無条件で交換を行っている旨を伝え、再度の交換手続きを進めようとしました。しかし、お客様は非常に不満そうな表情をしており、再度の対応を嫌がるようになってしまいました。
その後、しばらくして私が留守番電話の確認をしていたところ、お客様からのメッセージを発見しました。内容を聞いてみると、「商品の品質が低く、交換を繰り返された上に、対応が悪く非常に不快な思いをした。相手の企業にしてみれば私たちはただのお金稼ぎの道具にしか見えていないんじゃないか」というものでした。
私は非常にショックを受け、謝罪メールを送ることにしました。しかしながら、私が謝罪の意を示したところで、お客様からの不信感はなくならず、そのまま会社に苦情を申し出ることになってしまいました。この事態を受けて、会社側は私に厳しい処分を下すこととなり、私は退職することになりました。
この経験を通して、私はお客様対応においては、信頼性や誠実さが非常に重要であることを学びました。お客様から要望があった場合には、その要望を最大限に受け止め、迅速かつ正確な対応を心がけることが大切だと思います。また、お客様が不満を持った場合には、一度自分自身で反省し、普段から対応の仕方を改善することが必要であると感じました。
