私はヨガインストラクターとして、数年間働いてきました。職場は、大手フィットネスクラブでした。業務内容は、メンバーへのヨガレッスンの提供や、その他の運動プログラムのサポートなどが主でした。とても働きやすい環境であり、お客様からの評価も高く、私自身もとても楽しく働いていました。しかし、ある日、私は突然の退職トラブルに巻き込まれてしまいました。その経緯を報告いたします。
私がこの会社を退職するきっかけとなったのは、プライベートな理由で引っ越すことになったからでした。私は、新しい場所に行くことを決め、早速、会社に退職の意思を伝えました。退職は、1ヶ月後の予定で、事務手続きも円滑に進んでいました。しかし、その後、何かが変わってしまいました。
退職する1週間前、私は、上司から呼び出されました。会議室に行くと、上司と人事担当者が待っていました。上司は、「あなたについて話があるんだ。」と言いました。私は、不安を感じつつ、「はい、どうかしましたか?」と尋ねました。
上司は、こう言いました。「あなたが辞めると聞いて、私たちは非常にがっかりしている。あなたがこのチームで働いている期間中は、とても良く働いてくれた。だから、辞めないでいいかと思うんだけど、わざわざ引っ越す必要はないんじゃないか?」と。私は、この話に正直、驚きました。以前、他のメンバーが退職を表明しても、そんなことは言われたことがなかったので、こんなことがあるのかと思いました。私は、「申し訳ありませんが、既に引っ越しの手配をしてしまったので、それは難しいです。」と答えました。
すると、上司は「それは残念だ。でも、引っ越しを思い止まってくれないか? もっと仕事をさせてくれるし、私たちもあなたがいることが大切だと思っているんだ」と、言いました。人事担当者も、「もし、引っ越し先に店舗があったなら、異動も考えられるかもしれない」と、言いました。
私は、この話に困惑しました。私は、辞めたい気持ちがあるのに、今更やめなくてもいいのかと思わされてしまいました。しかも、今さら引っ越しをやめるわけにもいかないと、悩んでいました。しかし、私が断ると、上司は「本当に辞めるつもりなんだね」「もう話は終わりだ。私たちが解決策を考えて、あなたに連絡する」と言って、席を立ちました。
それから、3日間ほど私は、チームから避けられるような気がしました。上司や人事担当者からの連絡もありませんでした。そして、4日目に、上司から電話がありました。その時、上司は「あなたは、今日から仕事を休むことになった。明日また連絡しよう」と、言いました。私は、困惑して、「私は、まだ退職していないのに、休む必要があるのですか?」と尋ねました。
すると、上司は、「私たちがオプションを考える時間をとりたい。明日、再度、話をする」と言われました。私は、これまで何も知らされなかったことに、不安を感じました。私は、会社に属してはいるが、まるで会社から捨てられた一人者のように感じました。
翌日、上司と会うため、会社に行きました。そこで、上司は、このように言いました。「あなたが辞めることは、受け入れることができる。でも、あなたが辞める理由は、あまりにも弱い。私たちは、あなたにもっと働いてもらわないことには、対応しきれない。それなら、あなたと会社のために、妥協点を見つけよう」。
上司は、私に代替案を提供しました。それは、私が同じ場所に住めば、1ヶ月間、平日休暇を与えてくれるというものでした。私は、この提案に、ホッとしました。休暇があるなら、新しい住所に引っ越すこともできるし、来週からの休暇も有効活用することができます。
しかし、このように解決することはできませんでした。3日後、上司からの電話がありました。上司は、「あなたを解雇することになりました。もう、あなたに今後働いてもらうことは、できない」と、言われました。私は、とてもショックを受けました。
私は、解雇になった理由を聞きました。上司からは、「あなたが辞めたいと言ったから、あなたに嫌がらせをしているわけではない。でも、あなたがもうすぐ辞めると聞いたのに、休暇を持ち出し、私たちに時間を与えるつもりだったとしたら、それは会社にとって迷惑でしかない。そのため、解雇することになった」と説明されました。
私は、この理由が何かおかしいと感じました。私が引き留められたいと言われ、何も知らされずに休暇を取れと言われ、休暇を取ったことが、不採用の理由になるのかと思いました。私は、自分が不当に扱われたと感じ、もし、上司たちが私に対して不公平に扱うのであれば、ここにいても意味がないと決心しました。
結局、私は、自己都合退職にしました。それに伴い、慰謝料や退職金などの支給もされませんでした。私は、悔しさと怒りが混ざり合った気持ちでした。私が辞めることになった理由は、完全に私自身の決定だったのに、会社の都合で解雇になってしまったことが、とても許せませんでした。