退職代行biz

私は10年以上前、Webデザイン会社で働いていた時に退職トラブルを経験した。その時はたくさんのストレスと不安を抱えたが、今となっては自分自身の成長に繋がった出来事として考えている。

私が勤めていたWebデザイン会社は、大手メディア企業の子会社であった。そのため、非常に大きなプロジェクトに携わることができ、スキルアップにも繋がった。しかし、やがて私はこの会社で働くことに疑問を感じるようになってきた。もちろん、プロジェクトはやりがいがあったし、素晴らしいチームメンバーに恵まれていたが、何かが違うと感じていた。

それは、会社の文化が私にとって合わなかったからだ。上司が秘密主義的な傾向があったため、情報共有が十分に行われず、非常にストレスを感じた。また、残業が当たり前のようになっており、プライベートな時間を過ごすことができず、そのこともストレスになった。私は、自分に合わない会社での働き方に限界を感じ、転職を決意した。

しかし、実際に退職をしようとすると、会社側の対応に苦しめられた。最初に、上司に退職の意思を伝えたところ、「今回のプロジェクトはまだ終わっていないし、延長を考えるように」と言われた。私は、早くに退職したいと思っていたため、この提案に対して、断りを入れた。その後、人事に退職届を提出しようとしたところ、「社内での異動先がありますので、異動先で働いてもらえますか」と言われた。もちろん、私は異動を望んでおらず、辞めたいという思いが強かったため、この提案も断ることにした。

そして、最後には会社側から「退職金はありません」と言われた。これにはショックを受けた。会社に入社した時に、退職金があることを確認していたためだ。しかし、退職金は契約書に明記されておらず、そのことを私は知らなかった。私は、弁護士に相談し、契約書を確認したが、確かに退職金は記載されていなかった。

結局、私は退職金をもらえなかったものの、退職届を受理してもらい、無事に退職することができた。このトラブル経験は、私にとって非常に大きな教訓となった。それは、契約書をきちんと確認し、会社との取引を明確にすることが重要だということだ。

また、退職をする時は、会社の担当者にしっかりと意思を伝え、話し合いをすることも大切だ。私は、2度も断りを入れたことが、会社側にこの会社での生産性を低下させるだろうと思い、断りを入れたくなかった。しかし、現実には私が会社にとってどれだけ貢献したのかを誇張していたにすぎなかった。単純に、自分の人生を大切にして、自分自身のために決断することが重要だということだ。

以上が、私が退職トラブルを経験した体験談である。この出来事を通じて、自分自身を成長させることができたし、後に進む勇気を持つことができた。今では、この出来事が前に進むために必要な学びだったと感じている。