退職代行体験談
私はあるソフトウェア会社に勤めていたエンジニアです。数年間勤めた後、自分の技術スキルを磨きたいという思いから退職を決意し、会社に辞表を提出しました。しかし、退職後のトラブルに見舞われることになりました。
最初は円満退職を望んでいましたが、会社側からは応えてもらえませんでした。後日、社長から面談を持ちかけられ、「転職するのは大きな失敗だ」と言われ、さらに「社内の人たちからも反感を買っている」との言葉を受けました。私は驚き、会社での評判が悪くなってしまったことにショックを受けましたが、何故そういわれるのか理由がわからず、ただただ困惑しました。
その後、社長から「一ヵ月くらい交代で残ってもらえないか」と頼まれました。実は会社側も人員不足で、私がいなくなると業務がストップしてしまうため、残ってほしいとのことでした。私は職場の雰囲気は実績を残し、フレンドリーだったので、手伝えばいいやと思い残ることにしました。しかし、残業を日常的にやるようになり、私は自分の時間を削りすぎたと感じ、やりがいもなく、業務にやる気も削がれていました。
そして、残業代が支払われず、交渉した結果、社長は「残業手当はない」と言いました。私は法的にも残業手当支払いが義務付けられていると指摘し、問いただしましたが、会社側は「弁護士を入れることもできる」と言われたため、手続きを取ることができませんでした。
フルタイムでなくなると、社会保険からも外れ、私自身の保険に切り替えることも必要でした。会社からの所得証明書が必要でしたが提出してもらえませんでした。社長から「約束していたことではない」と言われるばかりでした。
このように、退職に関してトラブルが続出し、私は大変苦労しました。しかし、最後には、自分で手続きを行い、退職手続きを完了することができました。
私がこの経験から学んだことは、退職するときには書面に残しておくことが大切であるということです。会社内での約束事は全て書類化すること、契約書の確認は必ず行うことです。また、トラブルが起きた場合は、専門家のアドバイスを受けることも重要です。
今回のトラブルの影響で疲れ、嫌いなことが増えてしまったことも事実です。しかし、このような体験を通じて、今後の自分に必要なもの、考え方をしっかり持つことが大切だと身に染みて感じるようになりました。
