退職代行体験談
私が勤めていたジムでは、退職するスタッフが多くいました。その中でも、私はあるスタッフの退職トラブルを目の当たりにしました。
彼女は、ジムに入社してから1年程度しか経っておらず、まだまだ新米のスタッフでした。ところが、彼女は仕事に対する熱意が人一倍あって、お客様に対して積極的な接客を心掛け、トレーニング方法等も丁寧に教えてくれるなど、ジムの評判に大きく貢献していました。
ですが、彼女が退職することになった時、問題が起こりました。彼女は、自分が退職する事前に、上司に話をして、きちんと連絡をしておくようにしていました。しかしその上司からは、「辞めたいのはわかったが、店舗を持たない契約社員として、もう少し働いていただかないと、今回の件で不利になるかもしれない・・」とまだ働くように、言われたそうです。
その上司の言葉に彼女は一瞬戸惑いましたが、それでも自分の退職は決めたことだし、こんなことで働いても意味ないと思い、退職を通告しました。ところが、この時、上司から「最後の日は来店したお客様に挨拶して回ってほしい」という、かなり無理のあるお願いがされました。
彼女は、そんな無茶なお願いには応えられないと伝えましたが、上司は更にプレッシャーを掛け、「この場合、直接話し合えば良いのだと思います。店舗スタッフを代表して、最後の日に来店したお客様にしっかり挨拶したいものです。」と返答し、強制的に客に挨拶しに行くように要求されました。
彼女は、強制されるままにお客様に挨拶をして回ることに。しかし、その方法があまりにも不自然だったため、お客様から「なんだか変だね」というような感想を受け、プロ意識に欠けるという印象を与えてしまいました。
彼女は、最後の日に挨拶することは大切だと思っていましたが、強制的にそうすることはなかったと思います。お客様からの感想を受け、彼女は少し落ち込んでしまったようです。
この体験から、私は、ジムのスタッフが退職する場合には、上司がスタッフの意向を尊重し、退職をスムーズに行うよう配慮する必要があるということを学びました。私自身も、退職時には、上司にきちんと話し合いをして、スムーズに退職できるようにしたいと思います。
