退職代行体験談
私が医療助手として働いていた病院での退職トラブルについてお話しします。
私がこの病院に入職したのは、まだ大学生の時でした。学生アルバイトとして始めたはずが、そのまま正社員として働き続け、4年間勤務することになりました。
しかし、私はこの病院の経営方針に疑問を感じ始めていました。医師の横領疑惑や人事異動の混乱など、不透明な部分が多くありました。そんな中、私も辞めることを決意しました。
退職届を提出した際、人事部の担当者から「何か問題があったのか？」と聞かれましたが、私は単純に転職を考えていると答えました。しかし、その後、上司から呼び出され、辞める理由を聞かれました。
「人間関係の問題です」と答えると、上司は「具体的にどういうことですか？誰から何を言われたのですか？」と追及してきました。私は嫌な思い出や抱えていた問題を話すことができず、上司から口のきき方が悪く、協調性がないと言われてしまいました。
その上司は、さまざまな口実をつけて私に不利な扱いをしました。仕事を任せてもらえなくなったり、業務時間中であっても私を呼び出して説教をしたり。そして、なんと私を火花を吹いた状態で急いで書類を作業させるなど、安全面でも危険な状況に追い込まれ、体調を崩すこともありました。
また、上司からの嫌がらせのひとつに、私の能力をあえて下げるような指示があげられました。それ以来、私は何かやるたびに上司にチェックをされ、プレッシャーを感じるようになりました。挙げ句の果てには、上司から私が会社の利益を損なわないための手引書を作成するように指示が出されました。
これらの経緯を踏まえ、私は上司に辞表を出すとともに、人事部に対して上司のアクションについて報告しました。しかし、人事部は私の訴えを受け止めるどころか、笑い話にしてきました。その後、会社側から私に解決策が提示されず、しばらくして辞職に至りました。
私はこのトラブルを通じて、病院における労働環境や人事制度の問題点を痛感しました。従業員はいくら働いたとしても、会社や上司から理不尽な扱いを受けることがあることを知りました。それでも、自分の信念に従い、堂々と辞めることができたことは、今でも誇りに思っています。
