退職代行体験談
私は、ある大手広告代理店に勤務していたグラフィックデザイナーです。入社してから5年が経ち、出産を機に退職を考えていました。しかし、退職するまでに多くのトラブルがあり、苦労しました。
まず、休暇制度についてです。私が出産予定日を伝えたところ、「産前産後休暇が取られると、配属されているクライアントからの業務依頼が滞ってしまうので、休暇は取れません」と言われました。しかし、労働基準法の規定によると、女性従業員には必ず産前産後休暇が与えられるべきです。そのため、弁護士に相談したところ、休暇を取ることができることがわかりました。
次に、退職手続きについてです。私が退職届を提出したところ、「退職する場合には、代替の人材を用意できるまで、退職を認められない」と言われました。しかし、これは法律上認められていません。また、会社からの書面による了解がなくても、定められた退職日に退職できることが法律上認められています。そのため、再び弁護士に相談したところ、自己破産保険料などの明確な負担がなければ、法律上は即日退職が可能であることがわかりました。
さらに、退職金についても問題がありました。私が退職届を提出したところ、「退職金は4ヵ月後に支払われる」と言われました。しかし、雇用保険での支給も含め、退職金は退職日から14日以内に支払われることが法律で定められています。私はこのことを指摘し、迅速に支払ってもらうよう求めました。
最後に、懲戒処分についても問題がありました。私が産休に入った直後、間違いを犯してしまい、上司から厳しい口調で注意を受けました。その後、他の社員も同様のミスを犯していたにも関わらず、私のみ厳しい懲戒処分を受けました。これは性差別ではないかと感じ、相談をしました。弁護士からは、懲戒処分を受ける際には、男女差別があってはならないとアドバイスを受けました。
以上が私が退職した際に直面したいくつかのトラブルです。これらの問題を解決するためには、法律に明るい弁護士の相談が必要です。労働基準法を遵守し、従業員を尊重することが企業として当たり前のことであるべきです。私の体験を通じ、同様のトラブルが起こらないように企業改善に役立てていただけたら幸いです。
