退職代行体験談
私が働いていた会社は、ウェブデザインに特化した企業で、15人ほどのスタッフで運営されていました。私は、社内で最年少のデザイナーで、2年半働いていました。
ある日、私は突然上司から呼び出され、「あなたは辞めるつもりなんですか？」と問い詰められました。私は驚きながらも、「いいえ、辞めるつもりはありませんが…？」と答えました。
上司は、私が無断欠勤をしていると言い出しました。私は、そんな事実はないと強く主張しましたが、上司は私を信じてくれませんでした。そして、「もし辞めるつもりがあったら、早く言ってください。今すぐ退職してもらいます」と言われたのです。
私は、悔しい思いをしつつも、辞めるつもりはなかったので、何とか今後も働き続けることにしました。しかしその後も、上司からは冷たい態度を取られるようになり、チーム内のコミュニケーションがうまく取れなくなりました。私は、自分がやっている仕事に対して自信が持てなくなってしまい、毎日の業務が苦痛に感じるようになっていました。
そんな中、ある日上司から「あなたの仕事が増えすぎているので、仕事を減らすことができる方法を考えてほしい」と言われました。私は、仕事を減らす方法を考えると同時に、自分のやっている仕事が会社にとってどれだけ大切なことかを再認識しました。そして、自分が担当しているプロジェクトの進行状況を上司に報告し、毎週のミーティングを通じてコミュニケーションを深めるように心がけました。
しかし、上司は私を信じてくれず、さらに冷たくなっていきました。そして、ある日私は、上司から「あなたにはもう仕事を任せられない。明日から出社しなくていい。今日退社するように」と告げられたのです。
私は、ショックで涙が出るほど悔しかったです。自分がやっている仕事に誇りを持ち、真摯に取り組んでいたのに、こんな扱いをされるなんて。でも、どうにかしてこの状況を変えたいと思い、弁護士に相談しました。
弁護士から聞いたのは、「無断欠勤や解雇理由がない場合、労働契約書に書かれた退職手続きをしなくてはならない。もし、法的に問題がある場合は、裁判所が判断することになる」ということでした。
私は、労働契約書に基づいて退職手続きを行い、裁判所で争うことにしました。もちろん、会社側からは反論があったものの、私が証拠となる書類やメールを提出したため、裁判所は私の主張を認めました。
この経験を通じて、私は法的知識の大切さを学びました。もし弁護士に相談せずに、単独で行動していたら、自分が不利な立場に立たされていたかもしれません。
そして、ウェブデザインだけでなく、正しい法律知識を身につけることが、社会人としての大切なスキルであると再認識させられました。私は今後も、この経験を生かして、仕事に積極的に取り組んでいきたいと思っています。
